金縛りや幻覚の原因にも!ナルコレプシーの正しい治療法

suimin

ナルコレプシーとは

ナルコレプシーとは主な症状として日中に時間や場所や状況に関わらず眠ってしまう睡眠障害です。
前日の睡眠時間が十分にとれていたとしても日中突然強い眠気に襲われます、また緊張を伴う様な状況においてもその眠気は発生してしまい眠りに入ってしまいます。
その他には感情が高ぶった際に体の力が抜けてしまう症状が発生する場合や睡眠麻痺いわゆる金縛りが発生する場合や入眠時に幻覚を見るという症状が発生する場合もあります。

ナルコレプシーの原因

ナルコレプシーの原因はまだ完全に解明されていませんが、原因として特定されている要素や関連がある要素が発見されています。
まず原因として考えられている要素はオレキシンという神経伝達物質の減少によって発症することが確認されています。
オレキシンは脳の視床下部と呼ばれる部分から分泌されます、このオレキシンは睡眠や覚醒を制御する物質です、そのオレキシンが不足することにより睡眠と覚醒が制御できずにナルコレプシーが発症する原因となります。
次に血液が関係している原因もあります、一般的に血液の血液型は赤血球の方を言いますが白血球にも血液型というものがあり「ヒト白血球型抗原(HLA)」と呼ばれるものです。
ナルコレプシーを発症しているほぼ全ての患者でHLAーDR2とHLAーDQ1が陽性であるという調査結果が出ています、但しナルコレプシーを発症していない方でも陽性という結果がでますので陽性ならば必ず発症するということではありません。
上記理由からナルコレプシーは自己免疫疾患であると考えられるが現在ではまだその可能性があるというだけで結論には至っていません。

ナルコレプシーの症状

ナルコレプシーには突然の睡眠以外にもいくつかの症状が発生します、必ずしも全ての症状が発生するわけではありません、患者それぞれに発症する症状に違いがあります。
ナルコレプシーの症状は以下の4つです。

睡眠発作

日中突然眠気に襲われ眠ってしまいます、前日しっかり寝ていても眠気は発生します、また緊張した状態でも状況や時間に関係なく寝てしまいます。
1回の睡眠は数分から30分程度で目覚めます、しかし2時間程経過すると再度眠気に襲われます。
このため社会生活において多くの支障が発生します、また車の運転等に危険が伴います。

情動脱力発作(カタプレキシー)

喜怒哀楽などで強く感情が動いた際に突然体の筋肉の緊張が無くなってしまう発作症状です。
発作の現れ方は様々です、手や足など部分的に脱力してしまう程度のものから全身の力が抜けて倒れてしまうこともあります、発作自体は数分程度で収まることが多いが20分と長く症状が続く場合もあります。
発作が表れている最中でも意識ははっきりしていて自分の状況や周りの状況は理解しています。
ナルコレプシーが発症している患者では情動脱力発作を併発している場合が多く確認されています。

睡眠麻痺

一般的に金縛りと呼ばれる症状でレム睡眠時に起こる現象です。
通常入眠するとまず深い眠りのノンレム睡眠に入りその後レム睡眠となります、ナルコレプシーを発症している場合入眠時にレム睡眠へ入ります、入眠直後なので意識が残っていることが多く睡眠麻痺を感じる原因となります。

入眠時幻覚

睡眠に入った際に幻覚を見るという症状です、入眠直後なので現実感がある内容で幽霊等が見えることがあります、この幻覚はナルコレプシー患者が入眠後レム睡眠に入るため現実感をもった夢を見ているとされています。

ナルコレプシーの治療

現在行われている治療方法としては生活習慣を見直すことと薬物療法が使用されています。
まず生活習慣に乱れがある場合は生活習慣を改善し決まった時間に十分な睡眠をとることが必要となります。
薬物療法は中枢神経刺激薬を使用し日中の眠気を抑えます、また抗うつ薬は情動脱力発作や睡眠麻痺を抑制するために使用されることがあります。

まとめ

日中突然寝てしまうことや突然体の力が抜けてしまう等、社会生活に多くの支障が発生する障害です、一見して他人から見れば単に睡眠不足や緊張感が無くて眠いだけなのだろうと思われてしまうこともありますが本人としては普段の睡眠とは関係なく発生する症状なので改善も我慢も難しいのです、このことを周囲の方に理解してもらうことも非常に大切なこととなります。
ナルコレプシーは日常生活に多くの支障が発生しますが治療によって症状をコントロールすることができます、症状をコントロール出来れば事故に繋がる危険を避けることが出来ます、そのためには早い治療が不可欠となります、症状に心当たりのある方は専門医へ早期に受診しましょう。

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