肥満による睡眠時無呼吸症候群の対策と治療法と予防策

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睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは睡眠時に呼吸が停止してしまう病気です。
無呼吸と言っても呼吸が完全に停止してしまうことはありません、呼吸が停止して苦しくなると体が呼吸を再開しようと動きます。
発症すると昼間に強い眠気が発生することやいびきをかくことが良く知られています、発病すると大変危険な事故の原因にもなりますので注意が必要な病気です。

睡眠時無呼吸症候群の症状

発症すると様々な症状が発生します、良く知られているのはいびきの発生や日中の強い眠気等ですがそれ以外にも発生する症状があります。

就寝中のいびき

まず睡眠時に発生する症状で良く知られているのはいびきをかくことです、連続したいびきが突然止まることで呼吸が止まっていることが分かります、その後大きないびきとともに呼吸が再開されます。

熟眠感の低下、日中の強い眠気

睡眠中深い眠りに入れなくなってしまい浅い眠りや短い覚醒を繰り返すため途中で起きてしまうこともあります、浅い眠りを繰り返すため脳が休まらずにしっかり眠れたと感じなくなります、そのため日中強い眠気が発生する原因となります。

夜間の頻尿

無呼吸の状態になるとことで頻尿の症状が発生します。
無呼吸状態になると胸腔内の圧力が低下します、圧力が低下すると心臓が膨らみます、心臓が膨らむことで血液の量が増加しその水分を処理するために尿が溜まり夜間の頻尿に繋がります。

起床時の頭痛

睡眠時に呼吸が止まるため脳が低酸素状態になります、そのため起床時に頭痛が発生します。

集中力が低下する

脳を休ませるためには深い睡眠状態が必要となりますが、睡眠時無呼吸症候群を発症していると浅い睡眠を繰り返すため脳が休まらず日中の集中力低下を招きます。

インポテンツ(ED)

インポテンツは睡眠と関連する症状です、深い睡眠が取れず浅い眠りや覚醒を繰り返すことでEDが発症すると言われています、アメリカのデータでは睡眠時無呼吸症候群を発症している1/4の方がEDを発症しているというデータがあります。

生活習慣病との関連

睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病と関連しています、代表的な生活習慣病としては「高血圧」「糖尿病」「脳血管障害」「心臓病」等があります。
睡眠時無呼吸症候群を発症している場合は発症していない方に比べて高血圧の発症率が2倍、糖尿病の発症率は1.5倍、脳血管障害の発症率は4倍、心臓病の発症率は3倍にもなるとされています。
生活習慣病の発症原因との関連性については未だ解明されていない部分もありますが、脳の低酸素状態による影響や睡眠時の交感神経の活動率が高くなることが関係していると考えられています。

睡眠時無呼吸症候群の分類と原因

睡眠時無呼吸症候群には2つの分類がされています。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群

喉の気道を塞いでしまい呼吸を止めてしまう症状です、喉の気道を塞いでしまう原因としては気道周辺に付いた脂肪や睡眠中に舌下部や軟口蓋が気道を塞いでしまうことが原因となります。
肥満の方では肥満ではない方に比べて3倍以上の発症リスクが高いとされており睡眠時無呼吸症候群の大きな原因とされています、また顎の骨格が小さいと喉の気道が狭いため発症する可能性があります。

中枢性睡眠時無呼吸症候群

脳にある延髄という部分に呼吸中枢があります、呼吸中枢に障害が発生することにより呼吸運動が停止してしまう症状です、脳に何らかの疾患がある場合にこの症状が発症する原因となります。

治療法

治療方法は生活習慣を見直す方法や外科的治療を行う方法が考えられます。
まず肥満体質の場合は減量することが必要となります、減量するだけで26%の患者が症状の改善が見られたと報告があります。
喉の気道を塞いでいる原因がアデノイドや扁桃肥大の場合はその部分を切除することも有効な治療とされています。
脳に疾患が認められている場合はその疾患を治療することが症状改善に必要となります。
その他には睡眠時にマウスピースを装着することで下あごを前に固定し気道を確保する方法や、空気を送るマスクを装着し気道を確保する方法などがあります、しかしマウスピースや空気を送る方法は治療ではないのでこの方法による完治は望めません。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群の目立った症状が発生しているのは睡眠中なので本人が自覚していないこともあります、一緒に寝ている方がいれば発覚する可能性も高くなりますが、睡眠中の呼吸停止が分からない場合は良く眠れていないだけなのかなと安易に捉えてしまうこともあります。
しかし睡眠時無呼吸症候群は日中の強い眠気から重大な事故に繋がる危険性があります、過去にもこの病気を発症している患者が車両による重大な事故を起こした事例がありました。
また他の生活習慣病を併発してしまう可能性も高くなりますので自分の体だけでなく周囲に及ぼす危険を無くすためには早期に治療することが必要となります、もし症状に心当たりのある場合は早目に医療機関へ受診してください。

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