耐久性に優れた圧縮羊毛布団を選ぶ際に注意しておくこと

suimin

圧縮羊毛布団とは、シート状に圧縮された羊毛を多層状にすることで中材に用いた敷き布団のことを言います。

圧縮羊毛布団の特徴

圧縮羊毛布団の主な特徴は、羊毛の特性を活かした保温性の豊かさと、オールシーズン使うことの出来る使用感、機能性の良さです。
特に通気性の面では、中材が多層構造になっているということもあり、一般的な羊毛布団より優れる傾向にあります。
また、中材の羊毛がシート状になっているため独特のコシがあり、身体を適度な力で支えてくれることから体圧分散性に優れるといったメリットももっています。
さらに、敷布団の素材としては重くなりがちな羊毛を使用していながらも、比較的に軽量であるというのも圧縮羊毛布団の良いところでしょう。
中材の一部にキャメル(らくだの毛)を使用することで、吸湿・発散性に優れるキャメルのメリットを付加した圧縮羊毛布団などもあります。

一般的なの羊毛布団との違い

中材の羊毛がシート状になっているところが圧縮羊毛布団の大きな特徴ですが、さらにこのシートが多層構造をとっているので、一般的な羊毛布団とはまた別の使用感と機能性が実現されています。
圧縮羊毛布団は一般的な羊毛布団と比べ以下のような特性を備えています。

コシがあり、ヘタリにくい

圧縮した羊毛シートを試用する圧縮羊毛布団は、繊維同士が支えあうことで一般的な寝具のふわふわとした中綿よりもコシが出て、さらに繊維同士の密度があるのでヘタリも少なくなります。
体重のかかる敷布団においてヘタリは、使用感の低下や劣化を意味することのなるので、以上のような圧縮羊毛布団の特性は、他の敷布団に比べ大きなメリットであるといえます。

フェルト化の心配が無い

通常、羊毛系の製品というのは寝具に限らず、水分を含んだ状態でもみや摩擦の作用を受けることで、繊維のフェルト化が起こってしまいます。
これは洗濯などで製品を水につけなくとも、長期間に渡り汗や空気中の水分などを繊維が少しずつ吸収することによっても起こりうることです。
圧縮羊毛布団は羊毛をシート状に圧縮している(=初めからフェルト状にしている)ため、長期間の使用においてもフェルト化を心配する必要がありません。

より体圧分散性に優れる

一般的な布団に比べコシが良い圧縮羊毛布団ですが、使っている素材が羊毛であるため弾力性やクッション性も兼ね備えており、決して硬くて寝心地が悪いというわけではありません。
むしろ、適度なコシがあることにより体圧分散性をもちますので、寝返りがうちやすく、睡眠時に体力が消耗されにくくなります。

圧縮羊毛布団のデメリット

圧縮羊毛布団には、メリットのほかにいくつかのデメリットもあります。

価格が高いものが多い

圧縮羊毛布団には、中材の素材として羊毛を100%使用しているものも多く、一般的な布団の中材とは異なる加工がされているということもあり、比較的に値段が高いものが多くなっています。
また、今のところ店頭などの市場にはあまり出回っておらず、多少、製品としての希少価値がついているところもあります。

基本的に打ち直しがきかない

一般的な布団に使用される中綿と違い、圧縮羽毛布団の中材は羊毛繊維をシート状に加工したものを使用しているので、繊維が大きく破損したり、劣化が生じてしまった場合の打ち直しがしにくくなっています。
もし、何らかの理由で中材の交換が必要になった場合は、購入元に問い合わせるか、打ち直しをされている業者さんに一度相談されてみると良いでしょう。

まとめ

圧縮羊毛布団は、数ある敷布団の中でも、シート状の羊毛を多層構造にするという特殊な作りとなっています。
一般的な敷布団は中材に綿状の繊維を使用しているので、寝心地がソフトになりやすいのですが、圧縮羊毛布団の中材は以上のような作りとなっているため、使用感にコシがあります。
また、このような特徴から圧縮羊毛布団は体圧分散性に優れるなど、その機能性においても他の繊維素材を使用した布団では得られにくい、高機能マットレスに通じるような特性が実現されています。
価格が高く、打ち直しが難しいというデメリットもありますが、ヘタリが無く、フェルト化せず耐久性の面では通常の羊毛布団などと比べて大きく優れますので、長期間の使用を見込むこともできるでしょう。
現在は、店舗などでの取り扱いは少なくはありますが、そのメリットが認知されれば、スタンダードな寝具となることの出来るお布団ではないかと思います。

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