羽毛布団の「かさ高」を見直して快適に睡眠を

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かさ高とは、寝具の用語としては、ある羽毛に一定量の圧力を加えたときに、その羽毛がもつ高さのことを意味します。

かさ高にはJIS規格に定められた測定の方法があり、羽毛布団などのメーカーによっては、この方法によって測定されたかさ高の値を製品にラベルなどで表記しているところもあります。

なぜ、かさ高が大切なのか

羽毛布団などの寝具や、ダウンコートなどの衣類に使用される羽毛ですが、そのかさ高性はクッション性や保温性が求められるこれらの製品において、その使い心地や機能性を左右する一つの大きな基準となります。

その理由は、かさ高の良い羽毛ほど反発性や弾力性に富み、また、より多くの空気を含むことができるので、断熱・保温性においても優れたものととなるからです。

また、かさ高のある羽毛というのは、そうでない羽毛と比較したときに、同じ重量でもより大きなふくらみを持ちますので、同じ容積の寝具に利用したときに中身の量を稼ぐ必要が無く、寝具の軽量性につながるというメリットがあります。

さらに、羽毛布団にはダウン率と呼ばれる、中綿に使われている羽毛の比率を表したものがありますが、例えば、ダウン率がいくらか低い羽毛布団でも、かさ高のある羽毛をしている場合、厚みが出やすく、軽量性にも優れやすくなります。

かさ高の良い羽毛とは

たんぽぽ状の羽毛の一つひとつをダウンボールと言いますが、かさ高はこのダウンボールの大きさや特性などによって大きく変わってきます。

通常、ダウンボールが大きく成熟されている羽毛ほど、かさ高が出やすくなり、さらに耐久性や復元力などにおいても優れやすくなります。

ダウンボールの大きさは、羽毛が採取される水鳥の品種によって大きく左右されます。寝具に利用される羽毛の種類には大きく グース(ガチョウ)とダック(アヒル)の二つのものがありますが、一般的にはグースから採取された羽毛の方が、ダウンボールが大きく、かたちが崩れにくいといった特徴があります。

ダウンパワーとの違い

かさ高と同様に、羽毛の反発性や弾力性を測る基準のひとつとして、ダウンパワーと呼ばれるものがあります。

ダウンパワーとは、羽毛(ダウン)1gあたりの体積を測ることによって羽毛のふくらみを見ようとするもので、かさ高と同様にメーカーによっては自社製品このダウンパワーを表記しているところもあります。ただし、かさ高に対しダウンパワーの方が業界の基準としては新しく採用されたものになります。

また、羽毛のかさ高の良さはフィーリングパワーという言葉で呼ばれることもありますが、フィーリングパワーが羽毛の高さではなく圧縮後の羽毛の復元力を表すものであるという点で、厳密には両者は異なっています。

まとめ

羽毛布団などの寝具において、保温性やクッション性、復元力などは寝具の品質を決める非常に重要な要素となりますが、やはり、かさ高はこれらの要素を左右する大きな基準となります。

また、かさ高は一定の方法で測定されることで、より一般的な羽毛の特性を示すものとして製品に表記されることもあります。

羽毛は寝具の内側に使用されることが多く、実際に目で確かめたり、直接触れることのできないものであるだけに、かさ高の表記は羽毛の品質を見るための貴重な参考値となります。

ただし、羽毛を使用した寝具の品質を決めるものは、かさ高だけではなく、ダウン率や側生地の素材などその他のものもあります。

かさ高は非常に大切な基準でありますが、その他の要素も踏まえながら見ることによって、より総体的に優れた寝具を選ぶことができるでしょう。

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