睡眠薬を使い前に!奇異反応について知っておくべきこと

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奇異反応とは

【奇異反応】とは治療目的で薬物を使用した際に本来生じるべき効果とは真逆の効果が生じてしまうことを言います。
発生頻度としては極めて稀でしか発生しないが、予想される効果の真逆の反応が発生してしまうため危険な状態となってしまうことがあります。

奇異反応を起こす薬剤

睡眠障害の治療で使用される薬剤に奇異反応を引き起こす可能性がある薬は下記の種類です。

バルビツール酸系

鎮静効果や睡眠効果や抗てんかん効果がある中枢神経抑制薬です、不安感を抑え緊張を鎮静し不眠症や抗てんかん薬として使われる「フェノバルビタール」を子供に使用した場合に奇異反応として動性障害を引き起こすことがあります、これは通常考えられる緊張が鎮静されず緊張が持続してしまうことにより発生します。
昔は睡眠薬といえばバルビツール酸系の薬でしたが耐性が早く形成され高い依存性を持ち、使用量を間違えると死に至ることがあるため現在では規制対象となっています。

ベンゾジアゼピン系

この薬は催眠効果・鎮静効果・筋弛緩効果・抗てんかん効果がある中枢神経抑制薬です。
この薬の奇異反応として危険な症状を引き起こすことがあります、症状としては攻撃性の増加・暴力行為・精神錯乱・脱抑制・不安感等や躁病や統合失調症等の精神障害を発症する場合もあります。
この作用で発生する暴力行為は抑制が効かない状態となることがあるため場合によっては非常に危険な行動となります。

奇異反応を引き起こす原因

奇異反応の発生は極めて稀だがその原因として考えられているのが「長期間に及ぶ薬剤の使用」です、短期間での使用であれば有効な効果が得られるが、長期間使用することで正反対の効果が発生してしまう可能性が生じます。
また「使用量が多い」ことも原因となります、使用開始初期の段階では問題なかったが使用量が増加することで奇異反応を生じやすくなるとされています。
奇異反応はどの年齢層でも発生しますが高齢者ではベンゾジアゼピン系の薬剤に対して奇異反応が発生しやすいとされています。

奇異反応を防ぐには

薬の使用をできるだけ短期間に留め使用量を増やさないことで発生の可能性を抑えることができます。
発生の可能性は極めて稀と言われていますが薬剤を使用している限り発生する可能性は0ではありませんので長期の使用と使用量の増加には注意しましょう。

まとめ

睡眠障害で使われる薬剤や抗うつ薬は中枢神経に作用する効果の高い薬です、薬を使用することで悩んでいた症状が緩和されますが場合によっては薬に依存してしまうことがあります、それにより使用が長期化しその間に使用している薬の耐性が形成されることで使用量も増加し奇異反応を引き起こす原因を作ってしまいます。
薬剤の長期使用は奇異反応だけでなく副作用の発生や他の疾患や障害を発生させてしまいます、また使用を中止する際にも離脱症状が発生する可能性も増加してしまいますので注意が必要です。
薬はあくまでも症状の改善と緩和であり完治させるための方法ではありません、使用は一時的な物と考えましょう、早く薬から離れることで危険な症状を発生させない様にしましょう。
薬の使用は必ず医師の指導に従って使用してください、薬を止める場合も離脱症状を防ぐための方法がありますので医師と相談しながら薬を止めるようにしましょう。

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