睡眠薬の飲みすぎで耐性がついてしまったらどうなる?

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耐性とは

薬を繰り返し使用することによって発生する効果が減少していくことを【耐性(薬物耐性)】と言います。
耐性が形成されると使用開始当初と同じ効果を得るためには薬を増加していく必要が発生します。

耐性がもたらす影響

薬物に対して耐性ができるとその効果は減少していきます、その結果として効果が無くなってしまうこともあります。
効果が無くならないにしろ当初の効果を維持するためには薬の増加が必要となります、そのため副作用の危険が増加することになります。
また耐性が形成されることは薬物依存の診断基準にも入っていることから使用される薬によっては非常に危険な状態と言えます。

耐性の形成方法

耐性が作られるには2つの構造があります。

代謝耐性

薬物は体の中で分解され体外へ排出され減少します、代謝耐性では繰り返し薬物を使用することにより肝臓等で薬物の分解が早く進む様になり効果が減少する状態のことです。

組織耐性(機能耐性)

組織耐性は薬物を繰り返し使用することで薬が作用する受容体が減少するなどの変化が生じたため薬の効果が減少する状態のことです。

耐性が形成される薬

薬の種類によって形成される耐性は決まっています、耐性の形成構造も薬別に判別できます。
耐性が生じる薬の代表的な種類はいくつかあります、まず中枢神経刺激薬ではアンフェタミン・メタンフェタミン・カフェイン等があります、中枢神経抑制薬ではバルビツール酸系・ベンゾジアゼピン系・オピオイド系等があります。
またインスリン・レボドパ・ニトログリセリン等も耐性が形成されやすい薬とされています。
上記では既に日本で使用されていない薬も含まれていますが、現在でも日本で使われている薬の中でも耐性が形成されてしまう恐れがある薬もあります。
また一般に売られている市販薬でも耐性が形成されます、便秘薬には耐性が形成される種類があります、排泄を促すために直接腸を刺激する効果がある薬の場合には飲み続けることにより耐性が形成され次第に効果が減少してしまいます。
使用する期間が長くなり効果が減少する、そのため服用する量が増えると副作用の危険が高くなってしまいます、また精神的依存にも繋がります。
薬が効かないから増やす、依存してしまっているから続けると悪循環に陥ることも考えられます、薬の使用は医師の診断と指示によって使用して下さい。

まとめ

薬は飲み続ければ同じ効果が約束されているわけではありません、薬の種類によっては効果が減少し最後には無くなってしまう薬もあります。
薬を使用しながらも薬を減らせるように努力することも必要です、しっかりと眠れないので睡眠薬を使用することがあっても飲み続けることが症状を直すことではなく飲まなくても眠れる状態を作ることが目標です。
あくまでも薬は症状を緩和するための一時的な対処と考えましょう、症状を緩和するには飲み続ける事が一番簡単だと思われるかもしれませんがやはり人の体に通常入ることがない物なので飲み続けることが一番良いとは言えません。
ただし全ての場合で薬が良くないと言っているわけでは無く、疾患の種類によっては飲み続ける必要が生じる場合もあるかと思います。
しかし悪い症状を緩和するための薬が耐性の形成によって使用量の増加を招き、結果として副作用が発生し苦しむという連鎖は誰もが避けたいことです。
薬は医師の指示をしっかり守りましょう、また自らも薬を過剰に摂取しないことが重要です。

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