睡眠リズムを正しく戻す「高照度光療法」とは?方法や期間など

suimin

高照度光療法とは

【高照度光療法】は睡眠障害の治療に使われる方法の一つで光療法とも呼ばれます。
人間には体内時計と呼ばれる生体リズムを刻む機能があります、そのリズムの異常が睡眠障害の原因となります、高照度光療法は生体リズムの異常を調整するための治療方法です。

高照度光療法が使われる睡眠障害

高照度光療法が有効とされる睡眠障害には「概日リズム睡眠障害」があります、この睡眠障害は生体リズムが何らかの原因によって実際の時間とずれてしまうことにより眠りたいと思っている時間に眠ることができず起きたいときに起きられない等、睡眠時間が狂ってしまうということにより日常生活に支障が出てしまう睡眠障害です。
症状は様々で睡眠時間が遅い時間にずれてしまう「睡眠相後退症候群」や逆に睡眠時間が早い時間になってしまう「睡眠相前進症候群」、また睡眠時間が1日数時間ずつ遅れる「非24時間睡眠覚醒症候群」、眠くなる時間や睡眠量もバラバラに崩れてしまう「不規則型睡眠・覚醒パターン」等があります、またよく知られている睡眠障害で「ジェットラグ症候群」があります、これは一般的に時差ボケと呼ばれる症状ですこれも生体リズムが狂うことで発症する睡眠障害です、また昼夜関係なく仕事をされている場合に発症する「交代勤務制睡眠障害」があります。

高照度光療法の治療方法

体内時計は正確には1周期24時間ではなく24時間~25時間の間でリズムが刻まれています、そのため時間調整しなければ実際の時間と体内時計が少しずつズレてしまいます、そのズレを調節するために「光」が必要となるのです。
通常は朝日を浴びて光が目に入ることで体内時計がリセットされ体の状態や睡眠のタイミングを再調整します、この治療では意図的に光を浴びる状況を作り出し体内時計を調整します。
光を浴びる方法は症状によって変わります、睡眠相後退症候群であれば睡眠時間を前に移動させるために起床直後に光を浴びます、睡眠相前進症候群は睡眠時間を後ろに移動させるため夕方から夜に光を浴びることで睡眠時間を遅らせる方法がとられます。
光を浴びる方法としては人工の光を用いる方法と自然の光を用いる方法があります、治療で使われる光の強さとしては2500ルクス以上の光を浴びることで体内時計がリセットされますので2500ルクス以上の光を用いることが有効であるとされています。
しかし実際の治療では5,000ルクスから10,000ルクスの光を使が使われることが多いです、これは光の強さが弱いと光を浴びて体内時計の調整機能が働くまでの時間が長くなってしまうことから短時間で効果を出すために強い光が使われます。
自然の太陽光は晴れていると30,000ルクスから100,000ルクスあり雨でも5,000ルクスから10,000ルクスあります、そのため自然の光を浴びた方が雨であっても効果的と言えます。
但し、睡眠相前進症候群では昼間でなく夜に光を浴びる必要性があるのでその場合は人工の光を使用します。

まとめ

光は人間の体調を整えることに非常に重要な役割を持っています、光を浴びないことで体内時計が狂ってしまいそれによって睡眠障害が発生してしまう原因となります。
毎日朝起きて太陽光を浴びることができれば体内時計を自然と調整できますが仕事や生活習慣によっては難しいこともあります。
高照度光療法は意図的に光を浴びることで体内時計を調整し体のリズムを整えることができます。
概日リズム睡眠障害が発症しているが薬物を使用できない使用したくない場合等には有効な方法です。
治療方法も病院で行う方法の他に機材を利用して自宅で行う方法もあります、現在の症状や医師と相談し適切な方法で治療しましょう。

睡眠快眠  睡眠快眠

関連記事

ページ上部へ戻る