真綿布団メリットとデメリットとお手入れ方法

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真綿布団とは、その中綿に蚕の繭繊維からつくられる真綿を使用している布団のことを言います。

真綿の特徴

まず、真綿はその名前からしばしば木綿と混同されることがありますが、蚕という幼虫の繭から作られる真綿が「動物繊維」の綿素材であるのに対して、綿花から採取される木綿(コットン)は「植物繊維」の綿素材となり、両者は繊維の種類としては全く別のものになります。
また、蚕の繭から作られるものには「絹(シルク)」もありますが、こちらとも真綿は厳密には別素材となります。というのも、絹が蚕の繭から紡がれる絹糸によって織られた織物であるというのに対して、真綿は細かい繭の繊維を精練した後、それを薄い綿状に形成することによって作られるものであるからです。
さらに、真綿は精錬後のその形成の過程に応じてそれぞれ呼び名が変わり、精錬後、額縁のような四角い土台に延ばすことで角状に形成された真綿のことを「角真綿」、また同じく精錬後、袋状に延ばすことによって形成された真綿のことを「袋真綿」と呼びます。
真綿づくりの歴史は古く、伝統的な真綿づくりにおいては、繭の繊維の採取から、形成そして乾燥まですべて手作業によって行なわれています。
また、絹と真綿は同じ繊維から作られているということからよく比較されるものですが、その用途などは違えど基本的に両者は多くの場合において共通した特性を持ちます。

真綿布団のメリット

真綿布団に使用される真綿はその繊維が緻密に絡み合っており、布団の中綿として利用される際には層構造をとることで、よりたくさんの空気を含むことができるため保温性に優れます。
また、保温性に優れていながらも高い吸湿・発散性をもっているため、布団の中で汗をかいてもムレにくく、さわやかな使用感が持続します。ちなみに、真綿の吸湿性は、ウールや木綿の1.5倍に及ぶと言われています。
さらに、真綿はその長い繊維が緻密に絡み合うことで、布団の側生地の中に詰めたときの肌へのフィット感が良く、軽量性にも優れているので、心地の良い寝心地を実感させてくれます。

真綿布団のデメリット

使い心地、機能性ともに優れる真綿布団ですが、長期的な使用を考えたときにメンテナンスの面でいくつかのデメリットがあります。
まず、これは絹(シルク)にも言えることですが、蚕の繭繊維によってつくられている真綿は、洗濯時に大量の水分を含みさらに乾燥することで繊維が固くなったり目が粗くなりして、布団の使用感を著しく低下させてしまう場合があります。加えて、真綿布団は洗濯によって中綿にキルティングされている真綿が偏ってしまう場合もあります。
以上のような理由から、真綿布団は基本的には家庭で洗濯を行なうことが難しく、もし洗濯が必要になった場合はお近くのクリーニング屋さんに持ち込まれることをおすすめ致します。
また、真綿布団は打ち直しが難しく、劣化が進んでしまうと基本的には買い替えなければいけません。真綿の場合、引き直しという方法がありますが非常に手間が必要な作業で、一般的な布団に掛かるリフォームコストと比べると高くなります。

まとめ

真綿は日本でも古くから利用されてきた伝統素材です。上質な真綿を使った真綿布団は高級寝具としても知られ、夏はさわやかで、冬は暖かい使い心地をもつ真綿布団はまさに日本の風土にあった寝具であるとも言えるでしょう。
打ち直しや洗濯が難しいと言うデメリットもありますが、保温性、軽量性、フィット感など真綿布団には様々な優れる点があり、特にその吸水性においては寝具素材の中でも抜きん出るものがあります。
ただし、打ち直しや洗濯の真綿布団は長く使うためには、日頃のメンテナンスが大事になってきます。メンテナンスのポイントとしては、天然素材である真綿は合成繊維などと異なりダニの被害を受けやすくなりますので、月に数回かで良いので干すことです。
干し方としては、真綿は直射日光に弱いので、風通しの良い場所で「陰干し」を行なうことをおすすめ致します。

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