
圧縮袋は、お布団や衣類の収納から旅行の荷物整理まで使え、色々なものをコンパクトにまとめてくれる便利品です。
圧縮袋には様々な種類のものがありますが、収納に必要なものに応じて使い分けることで、より効率的に収納を行なうことができます。
また、大切な衣類などを綺麗にしまっておく為にも、使用する際にいくつか気をつけることがあります。
目次
圧縮袋の種類
圧縮袋には用途や中にしまうものに応じて、いくつかの種類があります。
袋のフチから掃除機で空気を抜く圧縮袋
最もオーソドックスなタイプの圧縮袋です。100円ショップなどにも売られており比較的安価で手に入るのが特徴ですが、掃除機で空気を抜いた後、空気が入らないように気をつけなければいけません。
空気が入らない為の専用の掃除機のノズルなども売られているようです。
バルブ式の圧縮袋
袋にバルブが付いているタイプの圧縮袋です。チャック式のものに比べると掃除機で空気を抜いた後、急いでチャックを閉めなくても良いので使いやすくなっています。
また、空気を抜き終わった後、手動でロックをかけるタイプのものと、ロックをかけなくても空気が抜けないオートロックタイプのものがあります。
手で抑えて空気を抜く圧縮袋
小さいサイズのものが主流となりますが、掃除機などを使わず手だけで圧縮することができるので、旅行などにも持ち歩くことができます。
床において、体重をかけながらゆっくり丸めていくことで、きれいに空気を抜くことができます。
圧縮袋を上手に使うためのコツ
圧縮袋を買ってみたはいいものの、思ったよりうまく空気を抜くことができなかった、なんてことも多々あるものです。圧縮袋の空気をうまく抜くためには、どのような点に気を付ければいいのでしょうか?
閉める前にチャックの部分を軽く水拭きする
チャック式の圧縮袋は、閉める際チャックの溝の部分に埃などの異物が付いていると上手く密閉されず、だんだん空気が入ってきてしまいますが、閉める前にチャックの部分を水拭きしておくことでこれを防止することができます。
ただし、拭くための布を濡らしすぎると、袋の中に水分が残り、カビやダニが発生する原因となるので注意が必要です。
また、空気を抜く際にも、注意点があります。それは、空気を抜く前に一度チャックを完全に閉めることです。このことによって、チャックのずれを無くすことができ、より密閉度を高めることができます。
チャックを完全に閉めたら、そのあと袋を少し空け空気を抜きましょう。
脱酸素材を入れておく
圧縮袋には専用の脱酸素材などが販売されており、これを圧縮する前に袋の中に入れておくことで、閉めたあとに袋の中に残ったわずかな酸素を吸収してくれます。
これによって、収納された布団や衣類などにカビやダニなどが残っていた場合でも殺してくれる効果があります。
収納するものの大きさに適した袋を使う
衣類などは柔らかいので、多少強引に押し込んでも袋の中に詰めることができますが、あまり容量が大きくなりすぎると、あとで袋が開き空気が入ることになり逆効果です。
ですので、圧縮袋を使う際は、まず収納するものの大きさに適したものを使い、できるだけ袋の中身がかさばらないように入れていくことが大切です。
圧縮袋に衣類などを上手く収納するコツとしては、出来るだけ袋の中の凹凸を減らし、中身が平らになるように畳んみながら入れていくことです。
このとき、チャックと中身の間に、数センチの余裕があると空気を抜いたときに、チャックの周りも圧縮されるので密閉度が高まります。
圧縮袋を使う際の注意点
中に入れるものによっては、注意して使った方がいいポイントもあります。
必要以上に圧縮しすぎない
圧縮袋は、圧縮後の大きさが空気を抜く前の3分の1程度になるのがちょうど良いと言われています。
しかし、それ以上圧縮してしまうと、洋服などは繊維が痛んでシワの原因となったりするので注意しなければいけません。
布団などの場合はあまり圧縮しすぎると中のフェザーが外布を突き破ったり、中で折れてしまい、ふわふわとしたクッション性が失われる場合もあります。
また、スーツなどのを長期間に渡って圧縮袋に入れておくとシワが元にもどらなくなる場合もあるので気をつけなければなりません。
できるだけ防虫剤は入れない
圧縮袋に防虫剤を衣類などと一緒に一定期間以上入れておくと、衣類の防虫剤が接していた部分が変色したり、においが移ってしまうことがあります。
どうしても防虫剤を入れておきたい方は、要らない布や紙などで防虫剤を包んでおいた方が良いでしょう。