寝具や洋服に使われる合成繊維とは?原料や製造方法や使われる理由など

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合成繊維とは、石油などを原料にして人工的に作り出される繊維のことで、再生繊維などと共に化学繊維の一つとして分類されます。
合成繊維は特に1900年代前半から急速に発達、生産が進んだ素材で、現在においても衣類、寝具などを含む様々な製品に非常に多く利用されているものです。

主な合成繊維の種類

合成繊維と一口に言っても、その種類は様々なもので、原料や生成の方法によってその特性はそれぞれ大きく異なったものになります。
衣類や寝具に利用される代表的な合成繊維には「ポリエステル」、「ナイロン」、「アクリル」などが挙げられ、その他のもにはマットレスなどで使用される「ポリウレタン」などが挙げられます。
また、ポリエステル、ナイロン、アクリルに関しては「三大合成繊維」と言われるほど合成繊維の中でも生産量が多いもので、特にポリエステルは世界中の合成繊維の生産量の半数以上を占めるほど利用されているものです。
ちなみに、化学繊維の中には「レーヨン」や「キュプラ」というものもありますが、こちらは合成繊維ではなく、再生繊維に分類されます。

合成繊維が多く使われる理由

いまや様々な製品の素材として欠かせない存在となっている合成繊維ですが、その理由としては合成繊維の持つ「汎用性」と「コストの安さ」が挙げられます。
生産や加工などに際し手間やコストがかかりやすい天然繊維に対し、石油など原料とする合成繊維は大量生産によりコストが抑えられ、またその用途によって様々な加工が非常にしやすいのです。
また、アクリル繊維などウールに近い肌触りを実現することができるものもあるように、合成繊維は天然繊維の代替品としても利用されることがあります。
さらに、多くの場合、合成繊維は天然繊維に比べ、耐久性や発色性に優れており、薬品などに強く、防水加工など様々な加工もしやすいというメリットがあります。

合成繊維の注意点

低コストで様々なメリットをもつ合成繊維ですが、必ずしも万能なものではなく、いくつか弱点もあります。
例えば、合成繊維に多く共通する特徴として、「吸湿性の低さ」が挙げられますが、これは日常的に使用する衣類や寝具の素材としては、べたつきやムレなどの原因となり、使い心地の面で大きなデメリットになってしまうことがあります。
また、合成繊維は石油などを原料とするため、特にアレルギーを持つ人や肌の弱い人、赤ちゃんの中には、肌荒れを起こしてしまう人もいるようです。
さらに、冬などに静電気が起きやすいことや、繊維の種類によっては熱に弱いというのも主なデメリットの一つでしょう。

まとめ

合成繊維はいまや私たちの日用品の中に非常に多く利用されているもので、おそらくお店などで見る衣類や寝具の半分以上には何かしらの形で合成繊維が使われているのではないでしょうか。
合成繊維の大きな特徴は、低コストで加工がし易いことで、例えば寝具であれば保温性に優れたアクリル毛布など、その繊維の種類によって様々な機能性を持たせることができるのです。
洗濯などのメンテナンスがしやすく、型崩れやシワにもなりにくいこともその主なメリットの一つでしょう。何より丈夫で長持ちするというのは非常にありがたいことです。
ただ、吸湿性が良くなかったり、静電気が起きやすいことで使用感が低下しがちであるということは否めません。このあたりは、やはり基本的に天然繊維の方が優れているように思われます。
しかし、合成繊維を使用した製品の中には、天然繊維との混紡のものもありますので、使用感が気になる方やアレルギーなどで合成繊維が100%のものは控えたいと考えられている方は、そのような製品を手にとられてみるのも良いかもしれません。

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