夏の寝具に最適なエンボス加工製品のデメリット

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エンボス加工とは、衣類や家庭用品、工業製品など様々な製品に用いられる加工で、寝具においては主に、布団やタオルケット、敷きパッドなどに施される加工です。

エンボス加工は、「生地の表面に凹凸を施す」もので、合成繊維の場合は生地を型で両面から圧迫し熱を加えることで、レーヨンなどの再生繊維や綿などの天然繊維の場合は、樹脂を凹凸状に付着させることで加工をします。

エンボス加工を施した製品のメリット

エンボス加工した寝具のメリットについて説明します。

吸湿速乾に優れる

エンボス加工による、最も顕著なメリットは、生地の吸湿速乾性が向上するということです。
エンボス加工で生地の表面に凹凸ができると、生地表面の表面積が大きくなり、空気に接する面が増えますが、このことにより、生地に吸収された汗が通常より発散されやすくなるのです。

肌がベトつきにくい、さらりとした使用感

エンボス加工をした生地は、凹凸があることで空気に触れる面積は増えますが、くぼみの部分があるため、逆に肌に接触する部分の面積は、加工前の下地の面積に比べ減少します。
このことにより、汗をかいても生地が肌に張り付きにくく、ベトつきが軽減され、さらりとした使用感になります。

生地にデザイン性を付与することもできる

主に、生地に冷涼感を出すために施されることの多いエンボス加工ですが、凹凸の間隔やパターンを変えたり、模様を出すこともできるため、ワンポイントのデザインや生地全体の質感を変えるときにも用いられます。
また、エンボス加工の仕方によっては、生地の素材を変えることなく高級感を出すこともできます。

エンボス加工を施した製品のデメリット

さらりとした使用感やデザインが豊富なのが特徴のエンボス加工製品ですが、いくつかのでめっりとについても説明します。

オールシーズン向きではない

エンボス加工を施した生地は、吸湿速乾性や清涼感に優れる分、生地表面から熱が逃げていくため保温性が低下しやすくなります。

したがって、エンボス加工がされた寝具は基本的には、汗をかきやすい夏などの暑い季節での使用が中心となり、冬などの寒い季節にはあまり向いていないと言えます。

生地に引っかかり感が出てしまうことがある

生地の種類や加工の仕方にもよりますが、エンボス加工の凹凸のつき方によっては、横になったときに爪や髪の毛が生地表面に引っかかってしまうような感じを覚えてしまうこともあります。
また、生地表面の劣化が進むことで、通常の生地とは違い凹凸部分から生地にほつれや破れが生じてしまう場合もあります。

肌触りが苦手な人も

ツルツルと滑らかな肌触りが好みの方の中には、生地表面の凹凸が気になってしまう人もいるようです。

このあたりは、エンボス加工の凹凸のパターンやどのような繊維素材を使用しているかによっても、異なってくるでしょう。

まとめ

保温性の面などから必ずしもオールシーズン使用する製品には向かないエンボス加工ですが、その分、生地表面に吸湿速乾効果やさらりとした使用感を与えることができることができます。

洗濯をしたあとも比較的に乾燥が早く、また乾いた後も「シワや型崩れが起こりにくい」というのもエンボス加工製品の良いところです。

また、加工に際して生地素材の特性を変えることもほとんどないので、「使用する生地に応じてそれぞれの素材の特徴を活かすことができる」というのもそのメリットの一つになるのではないでしょうか。

最近は、ワンポイントのデザインなどとしてもエンボス加工が施されている寝具もありますが、刺繍などとはまた違ったその風合いも面白みがあります。

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