コットンボールは寝具などの生活に欠かせない様々な加工品に

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コットンボールとは、アオイ科わた属の植物であるワタ(綿)に生る球状の実のことを言います。コットンボールは結実から成長が進むとやがて表面がはじけますが、その中身にはふわふわとした繊維と種子が詰っており、種子から別けられた繊維の部分は、コットン素材として寝具や衣類などに広く利用されます。

採取から加工まで

コットンボールははじめから生るものではなく、綿の花が咲いた頃からだんだんと成長し、綿の花がしおれた後に結実するものです。
コットンボールは採取されると、まず繊維と種とに別けられますが、一般的にはこの繊維の部分めが寝具や衣類などの素材として「コットン」または「綿(わた)」と呼ばれているものになります。
日本には「綿繰り」、「綿打ち」、「糸紡ぎ」など、コットンを加工するための様々な伝統的な手法があり、これらは専用の道具を使うことによってほとんど全て手作業で行なわれるものです。
採取後、ある程度手入れをされたコットンは、掛け布団や敷き布団、枕などの中材としてそのまま使われることもありますが、糸に加工され、また織られることで寝具の生地としても用いられるものであります。
コットンは、ふわふわとした綿状のときには主に「綿(わた)」と呼ばれますが、糸や生地などに加工されると多くの場合、「綿(めん)」と呼ばれるようになります。
また、加工されたコットン中でも漂白、脱脂が施されたものを「脱脂綿」と言い、漂白したコットンを糸目を粗く平織りしたものをガーゼと言います。

採取されるコットンの特徴

コットンにはその見た目からも分かるように、ふわふわとした柔らかな弾力性があり、天然繊維ならではの優しい肌触りが感じられます。
また、繊維が非常に細く、吸湿・発散性に優れているため、ポリエステルなどの合成繊維などと比べると、汗をかいてもムレにくく、気化熱が生じることによって冷涼感も感じられます。
このように、寝具や衣類の素材として優しい肌触りやさわやかな使い心地を感じることのできるコットンでありますが、保温性、断熱性においても優れるところがあります。
これは、コットンの繊維の内側が空洞状になっており、さらに繊維同士が適度に絡み合うことで温かい空気を抱え込むことができるためです。
さらに、染色性に優れるというのもコットンの特徴のひとつと言って良いでしょう。
ただし、合成繊維素材なと比べると繊維の収縮が起こりやすいというところや、生地にしたときにシワになりやすいという難点があります。
また、直射日光に当たる時間が長いと繊維の色が黄変してしまう場合があります。
したがって、洗濯をするときなどは日干しでの長時間の乾燥は避け、できれば風通しの良い日陰で、平干しなどをすることをおすすめ致します。

まとめ

コットンボールから採取されるコットンの繊維(綿花)は、日本だけでなく、様々な国で大変古くから寝具や衣類、その他日用品の素材として使用されて来たものです。
吸湿性、放湿性に優れながらも、ふんわりと柔らかで豊かな保温性もつコットンは、夏用だけではなく冬用の寝具にも用いられ、まさにオールシーズンの使用に適した繊維素材と言えるでしょう。
天然繊維ならではの優しい肌触りを持つコットンは、ガーゼや脱脂綿などの医療用品に使用されることもあります。
また、コットンは栽培される地域などによって様々な品種があり、それぞれの品種によってその繊維の特徴も違ったものとなっています。
現在、世界的に最も主流となっているコットンの品種にはアメリカで生まれたのアプランド綿と言われるものがありますが、この他にも有名なものでインドで採取されるスビン綿やエジプトを原産国とするギザ綿などの高級品種もあります。

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