自然治癒は不可能!睡眠障害が出るうつ病に治療が必要な5つの理由

浅い睡眠の原因とは

心療内科の敷居が低くなったこともあり、うつ病の治療を積極的に受ける方も増えています。一方で、うつ病に対しての偏見が社会的な問題となっていたり、当事者自身がうつ病に対して正しい知識を持っていなかったりすることがあります。睡眠に悩むことも多いうつ病は、治療が必要な心の病という認識を持っておくことが大切です。

「鬱」とうつ病の違い

病気でない方でも最近では落ち込んだり悲しんだりする時に「鬱」という言葉を使うことがありますが、この感情とうつ病は全く異なるものです。

一般的な気分の落ち込みは数時間すると治まったり、気分転換をすることですっきりしたりします。それに対し、うつ病は暗い気分が数日や週単位など長期間続き、そもそも気分を切り替えるための行動すら起こせないといったことがあります。診断においては睡眠の症状も大きな指標となるため、睡眠習慣の確認や暗い気分の継続性について診察室で尋ねられることが多いです。

脳内物質とうつ病

うつ病の方は「セロトニン」という脳内物質が不足している傾向にあると言われており、このセロトニンは睡眠のしやすさを左右するため、結果的にうつ病患者の方には睡眠障害を抱える方が多くなっています。

脳内物質が関連しているわけですから、うつ病は気の持ちようだけでは解決できるものではなく、専門的な治療が必須な一つの疾患です。また、双極性障害などの他の疾患の可能性もあるため、まずはしっかりと診察を受けることが大切です。

うつ病の思考パターン

うつ病の方は責任感が強いと言われており、病気で休むことやぐっすり睡眠を取ることに対して罪悪感を覚えがちです。また、うつ状態の気分では物事が悪く見えてしまい、睡眠が取れなくなることでさらに思考パターンが悪化することもあります。

このような症状は自分でコントロールすることは難しく、周囲の方も対応方法が分からないままうつが悪化する可能性があります。睡眠の乱れはうつの代表的な症状なので、正しい治療を受けて睡眠が整っていくと思考パターンが改善されていきます。

睡眠の改善は意外と大変

うつでは睡眠障害が高い確率で出てくるため、うつ自体の治療とともに睡眠習慣に対するアプローチも行われます。睡眠習慣は自分でも変えられるものですが、うつ病となると話は異なり、時には睡眠薬などの力を借りなければならない時もあります。

また、うつ状態の時は睡眠改善に必要な条件を調べる気力が起こらないことも多々あり、病院で治療を受ける機会は睡眠のアドバイスをもらえるチャンスとも見ることができます。

根拠に基づいたうつ病の理解

仕事、学校生活でうつ病の症状が酷くなって許可をもらったうえで休職・休学することはよくあり、ストレスを避ける必要性や治療に必要な睡眠の改善に長期間要するなど、休む理由としては正当性があるので何の問題もありません。しかし、治療を受けていない段階では診断も下っていないので、仕事や学校を長期的に休むのに必要な診断書を出すことができません。

精神疾患に対して「合理的配慮」という言葉が企業や学校で重視されており、しっかりと社会生活上のサポートを受けることがうつ病の改善には大切です。そのためには病院で診断を受けて病気である根拠を示し、ぐっすりと睡眠を取っていくようにしましょう。

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