睡眠時、一時間おきに目が醒めてしまうんですが…

suimin

睡眠の悩みとしてよくあるものとして、

「定期的に、自分の場合は1時間おきに目が醒めてしまうんですけど、これはなぜ起こるんですか?」

という、いわゆる「中途覚醒」についてのものがあります。

今回は、そのあたりのお話をしようと思います。

中途覚醒は、どのようなメカニズムで起こる?

人間の睡眠は、その深さによって「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類に大別することができます。レム睡眠は浅く、ノンレム睡眠は深いです。どちらも人間には欠かせないものです。

このレム睡眠とノンレム睡眠が、交互に波のように、周期的に繰り返されていきます。

中途覚醒は、浅いレム睡眠の時に発生します。

人によって個人差や体調によるばらつきがあるためこれはあくまで目安なのですが、入眠後3時間か4時間半後に中途覚醒が始まります。これは人間の睡眠のリズムがだいたい90分周期であるために導き出される数値になります。

たびたび覚醒してしまう場合も、当然この周期に基づいたものになります。「1時間おきに目が醒めてしまう」という人の睡眠リズムは、だいたい1時間周期であるという推測ができます。

中途覚醒の原因は?

では、「よい眠り」を妨げる中途覚醒はなぜ起こるのでしょうか?

原因としては、以下があげられます。

・歳をとったことによる影響

睡眠は、歳をとればとるほどに浅くなっていきます。

「深い睡眠がとれなくなる」ということは「浅い眠りが増える」ということでもあります。となれば、中途覚醒が起きる確率も飛躍的に上がることになります。

・特定の生活習慣

具体的には、

「寝る直前の飲酒」
「夜遅くの食事」

の2つが原因で中途覚醒が起こり得ます。
「眠れない夜にお酒を飲むと眠りに入りやすくなる」というのはその通りなのですが、これは諸刃の剣で、寝酒をすればするほど中途覚醒しやすい体になってしまいます。

これはアルコールが分解される過程で生成される「アセトアルデヒド」という物質が原因です。アセトアルデヒドは交感神経を刺激する作用があり、これが脳の覚醒を促してしまうため、夜中に目が醒めやすくなってしまうのです。

また夜遅くの食事についてですが、胃の中に食べ物が残ったまま眠りにつくと、睡眠中にも胃が食べ物の消化のために運動することになってしまいます。体の一部が活発に動いているわけですから、当然眠りは浅くなります。

・不適切な睡眠環境

よくある原因としては、寝具が体に合わないことによって起こる関節の痛みや疲れがあります。

体に合った枕や布団やベッドを選ぶのはもちろんですが、これらは経年劣化するので、だんだん体に合わなくなってきます。歳をとることによって体格だって変化します。

特に体重が腰に集中しないようにすることは重要で、ゆえに腰のあたりが適度に沈むマットレスを選ぶことが大事になってきます。

寝具以外だと、寝室の証明の色や照度が眠りを妨げるものであったり、寝室の外の音がうるさかったり逆に静かすぎたりすると中途覚醒が起きやすくなります。

・夜間頻尿

寝つきがよいにもかかわらず、夜中に何度もトイレに行きたくなるのが「夜間頻尿」です。

これは膀胱の筋肉の衰えにより、少しの量でも尿意を感じてしまうことが最大の原因です。先ほど説明した寝酒もその原因となります。

特に40歳を過ぎると一気に衰えていきます。男女差はあまりないようです。

・睡眠時無呼吸症候群

睡眠中は全身の筋肉がリラックスしていますので、舌や喉の周りも落ち込んでしまい、空気の通り道である気道が狭くなります。

気道の狭窄が一定のレベルを超えると、呼吸が一時的に止まってしまう症状が起こります。これが「睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれる病気です。

「いびき」を自覚していたり指摘されたりしている方は要注意です。中途覚醒の原因になっている可能性があります。

・周期性四肢運動障害

自分の意思とは無関係に、突然手や足がピクンと動く現象が睡眠中繰り返されると眠りが妨げられることがあります。これは「周期性四肢運動障害」と呼ばれます。

50歳を過ぎると、これが原因で中途覚醒する確率が上がります。

本人は自覚していないことも多いので、原因がわかっていないことも多いようです。

・ストレスによる自律神経の不具合

人間の自律神経は、主に活動時に働く「交感神経」と主に休眠時に働く「副交感神経」に大別されます。この2種類は、「片方が働くともう片方は働きを弱める」という関係にあります。

睡眠時には、交感神経の働きが弱まり、逆に副交感神経は働いていなければならないのですが、これがストレスのために狂ってしまうと、中途覚醒につながってしまいます。

ストレスにつながる習慣は見直すべきですし、中途覚醒を気にしすぎるのもよくありません。

最後に

長々と書いてしまいました。

以上のことを念頭に置いて、少しでもよい目覚めを目指していきましょう!

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