眠り過ぎることも?睡眠に大きな問題が生じる双極性障害の6つの特徴

精神疾患の患者には睡眠障害が高い確率で認められることが知られていますが、特に双極性障害の睡眠の症状は独特です。「躁うつ病」とも呼ばれる双極性障害は、その名前の通り相反する症状が交互に出たり、時には混合して現れたりすることもある精神疾患です。睡眠の症状も極端に出てくることがあるため、早期発見・治療が出来るように双極性障害の正しい知識を持ちましょう。

躁状態の睡眠

双極性障害の最大の特徴は、気分や行動力が高まる躁状態と逆に落ち込んでエネルギーが枯渇したうつ状態を繰り返していくということです。躁状態の激しさによって双極性障害はさらに1型と2型に分類されますが、いずれも躁状態では睡眠時間が短くなることが多いです。

ただ睡眠時間が短縮するだけでなく、双極性障害では睡眠が足りないと感じること自体がなくなり、「寝なくても大丈夫」と思ってしまいますが、実際には体力がかなり消耗していっています。

うつ状態の睡眠

双極性障害のうつ状態では、躁状態と真逆の睡眠障害が現れることが多く、その特徴は「過眠」です。ロングスリーパーなどの例外はあるものの、寝過ぎることも睡眠障害の一つとして治療が必要になることがあります。

双極性障害におけるうつ状態の過眠は、躁状態でエネルギーを過度に消耗した影響と考えられています。また、活動量の低下によって起き上がる気になれず、ついついベッドの上で睡眠してしまいがちということもあります。

2型は誤診も少なくない

うつ病と診断されている方の中には、実は双極性障害の可能性も高いという方が少なくないと言われています。双極性障害ではほとんどの方がうつ状態の時に受診することが多く、「元気」と思い込んで躁状態について自覚がありません。結果としてうつ病と誤診されることがあります。

特に双極性障害の2型は躁状態がそれほど酷くないため、なかなかうつ病との見分けが医師でもつきづらいという特徴があります。

うつ病と異なる治療

うつ病と双極性障害は治療に使う薬が全く異なるため、正確な診断のもとで治療が必要になります。抗うつ薬は躁状態を引き起こすことがあり、双極性障害の治療薬として必ずしも適切とは言えないと考えられています。

睡眠薬の処方は控えめに

睡眠薬は双極性障害の眠れない夜に役立つものではありますが、近年では睡眠薬を大量・頻繁に処方するのはよくないというのが主流になりつつあります。この背景には睡眠薬が必ずしも患者の根本的な睡眠の問題を解決しているとは限らないこと、依存性が高いことが多いということがあります。

これらの事情から、双極性障害の治療に際して医師が睡眠薬の処方に慎重なことがありますが、しっかりと障害自体の治療を進めていけば睡眠の症状も穏やかになるため、安心して治療に臨みましょう。

カウンセリングによる治療

双極性障害は脳の器質的な問題が関与しているのではと言われており、実際に脳内物質を調整する処方薬が比較的効きやすい障害です。しかし、感情の波に大きく左右されることで患者の中では「自分」というものが曖昧になったり、物事の捉え方が極端になったりといったことがあります。

このような場合は考え事をし過ぎて睡眠できなくなることもあるため、カウンセリングによって思考パターンを改善するだけでなく、睡眠に関する指導が行われることがあります。

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