心の病ではない?睡眠が取れない自律神経失調症の5つの特徴とは

自律神経失調症は子どもから高齢者まで誰もが患う可能性のあるものです。しかし、睡眠を始めとするその症状はあまりにも個人差が大きいため、自律神経失調症について漠然とした知識しか持っていない人が多いのが現状です。現在慢性的に感じている睡眠の問題が実は自律神経失調症という可能性もあるので、正しい認識を持って対応しましょう。

自律神経と睡眠

自律神経とは交感神経と副交感神経の総称で、呼吸など様々な体の活動を調節しています。「自律」と表現されている通り、心臓の鼓動のように自分の意思とは関係なく体の調整と維持を行います。交感神経と副交感神経はいずれも睡眠に関わっているため、バランスが崩れた自律神経失調症では睡眠の症状が現れる傾向にあります。

交感神経の睡眠への影響

交感神経は危機的状況において心身に緊張感を抱かせる神経で、他にも運動などのエネルギーが要る活動において体の機能を調節しています。興奮・緊張に関わる交感神経が過剰に働くと、睡眠を取りたいのに体がこわばっていたり、動悸がしたりしてなかなか寝付けないことがあります。

睡眠の際には副交感神経が本来優位になるべきなので、自律神経失調症では睡眠前に交感神経を落ち着ける工夫が必要になります。

副交感神経が善とは限らない

副交感神経は気持ちや体をリラックスさせるため、交感神経より優位に働いていればメリットだらけというイメージがありますが、それは誤りです。厳密に副交感神経の特徴を表現するとすれば「鎮静」というのがぴったりです。

つまり、本来は活動しなければならない時に副交感神経が働いてしまうと、不適切な場で睡眠したくなったり、体がだるくなったりしてしまいます。このことから、自律神経はあくまでもバランスが大事だということが分かります。

自律神経と心の病

自律神経失調症は実は精神疾患としては扱われず、医師によっては診断書にこの病名を書かないこともあります。というのも、自律神経失調症の睡眠をはじめとした症状はうつ病などの症状として現れることも頻繁にあり、自律神経失調症の治療だけでは不十分ということもあるからです。

睡眠の悩みが出てくる自律神経失調症は、実際には深刻な精神症状がないにも関わらず原因がはっきりしない不調が体に多く出ている状態を指します。

どのような治療が行われるか

自律神経失調症の治療は、服薬を行うこともあれば生活習慣の改善などで終わることもあります。服薬を行う時は、たとえば症状として不眠が現れている場合は少しだけ睡眠薬を処方するといった症状に応じた流れが特徴的です。

また、うつ病などの症状として自律神経失調症のような現象が起こっている場合は、精神疾患の治療をメインに行うことになります。このケースでは精神疾患の方の治療に進展があれば、身体症状も落ち着いてくるというのがポイントです。

どこで治療する?

心の病の可能性も否定できない自律神経失調症のような症状が出た場合、まずは心療内科を受診しましょう。特に精神症状が強くない場合は医師と相談し、睡眠外来や他の診療科で別の疾患が隠れていないか検査することがあります。

各検査を経たうえで原因がわからないということになれば、自律神経失調症が強く疑われて治療が進められていく流れが多いです。このように自律神経失調症のポイントは、睡眠時無呼吸症候群やうつなど他の疾患としっかり区別することです。

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