夜勤と睡眠に関連する3つの問題

深夜から明け方にかけて仕事をする事を夜勤といいます。
基本的に、人間の身体は夜の間に眠ることで休息できるようになっています。
そのため、夜勤の仕事が健康に良いはずはありません。
夜勤と睡眠の関係には、どの様な問題があるのでしょうか。

夜勤は睡眠不足により病気のリスクが高くなる

長期間夜勤の仕事をしていた場合、病気になる確率は非常に高くなります。
最も多く報告されている病気は、生活習慣病とがんです。
夜勤の仕事を始めておよそ5~10年の間に、高脂血症や糖尿病といった生活習慣病にかかるリスクがあります。
10年以上になると乳がん、子宮がん、直腸がん、前立腺がんといった重大な病気にかかるリスクが高くなるといわれています。
2007年に国際がん研究機関が認定したデータであり、大問題となりました。
海外では、長期間夜勤で勤務した女性が乳がんになった事で労災認定されたほどです。

深夜に効率の良い仕事をすることは難しい

交代制や、短期的に夜勤で働いている場合、体内時計は常に乱れている状態となります。
夜勤中の眠気や、夜勤の無い日の不眠といった症状が起こります。
さらに、夜勤中の仕事にも問題が起こる可能性があります。
脳が十分に活動していない状態では、効率の良い仕事はできません。
生産性の無い仕事をするだけになってしまう可能性もあります。
夜行バスの運転は夜勤です。大きな事故を何度も起こしていますが、これは人間の身体が夜勤に順応できないという例です。
人間の体内時計は、夜は眠くなるホルモンを分泌し、日光が出ると活動するためのホルモンを分泌します。
そのため、短期的に夜勤の仕事をして体内時計を合わせて行こうとしても、身体はついて行く事ができません。
体内時計を夜間に変更するためには、1か月ほどの時間が掛かります。
また、1ヶ月ほど夜勤を続けて体内時計を合わせたとしても、完全に夜型の人間になる事はできません。
あくまでも、負担を感じない程度に順応しているに過ぎないという事を忘れないようにしましょう。

睡眠と体温の関連性

睡眠に重要となる脳の温度は、昼間に活動している際には温度は高く、就寝中に下がります。
夜勤の場合、働いている間に脳の温度が低下しはじめます。
当然、脳は休息をとろうとしているため、強い眠気に襲われ、作業効率も悪くなります。
夜勤明けに睡眠を取る場合、少し温度が下がるものの、日中活動している人と比較をすると温度差は少ないです。
そのため、睡眠の質が悪化し、翌日の夜勤にも影響を及ぼします。
非常に高い確率で体調不良になりますが、乗り越えて1ヶ月程度夜勤を続けると、脳の温度変化のリズムも夜勤に合うようになります。

夜勤をこなすためには体内時計を合わせる

夜勤を行っているために夜の時間帯に睡眠を取ることができない場合、可能な限り長期間の夜勤を継続しましょう。
そして体内時計を合わせるという方法で、効率の良い作業と勤務中の安全を維持しましょう。
しかし、昼間に活動をしている人と比較をすると、病気を発病するリスクは高くなります。
これは、体内時計を合わせることができたとしても同様です。
少しでも身体に変化を感じた場合には、直ぐに病院で受診しましょう。

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