レム睡眠中の脳はどのような状況?

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人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す一定の周期があり、これを交互に繰り返しながら睡眠を行います。
この繰り返す睡眠サイクルのことを「睡眠周期」と言います。
また、睡眠周期の中にも眠りの深さの違いが5段階ほどに区別され、それぞれの段階には一定の特徴があります。

レム睡眠

レム睡眠は、睡眠第5段階と表されることもあり、レム睡眠の語源、REMは英語の[Rapid Eye Movement(急速眼球運動)]の頭文字を取ってレム(REM)睡眠といいます。レム睡眠は、一晩の睡眠のうち、およそ20%~25%程度を占め、「身体は眠っていて脳は覚醒に近い状態」と表現され、浅い眠りとされています。

特徴

レム睡眠の特徴としては、名前の語源でもある急速眼球運動のことで、眼球が急速にキョロキョロしている運動がみられます。また、ノンレム睡眠時が「脳が眠っている状態」であるのに対して、レム睡眠時は、脳から筋肉に向かって「動くな」、という命令が、レム睡眠時にはでています。以前は「体が眠っている状態」とし、「逆説睡眠」と呼ばれてきました。しかし、現代ではレム睡眠時は肉体の疲労回復などの効果がある成長ホルモンがノンレム睡眠時に分泌されていること、交感神経が働き出すこと、脳が覚醒に近い状態であることから、『脳が起きる準備をしている状態』というがより正しい表現とされています。

また、レム睡眠時に起こすと、80%以上の人が夢をみていたと言っており、夢はレム睡眠時に見られていると考えられています。なお、ノンレム睡眠時にも夢を見る人がいたり、明晰夢といわれる意識がはぅきりとした夢を見る人もいますが、どうして夢を見るのか、夢の違いなどはっきりしたことは解明していません。

金縛りはレム睡眠で起こる

レム睡眠時は急速眼球運動がみられ、脳が活発に働いて脳波が低振幅化し、夢を見ていますが、全身の筋肉は動かなく、何らかのはずみで起きてしまっても、金縛りの状態と勘違いしてしまことが、金縛りの原因と言われています。また、レム睡眠時には脳内の扁桃体が活性化し、不安や恐怖といった感情が関わる夢を見やすいとされていて、この二つの原因により、幽霊や悪魔による金縛りだと余計に勘違いしてしまうのです。

一説には、こうした夢を見るのは、危機的な状況へ対するシミュレーションであるとも言われています。

本当に怖い「レム睡眠行動障害」とは

先ほども述べたように、夢を見るのは脳が動いているレム睡眠中に多く、夢のまま行動してしまうと危険なので筋肉を緩め、身体が動かないようにしています。しかし、レム睡眠行動障害は何らかの原因で筋緊張の抑制が障害されるために夢で見たことをそのまま行動に移してしまう障害です。寝言や、夢遊病といった症状も、レム睡眠障害が原因だといわれています。

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