ゴールデンタイムは根拠なし?睡眠にまつわる誤った6つの俗説

睡眠は科学的に解明されていないことが多く、目新しい研究結果が発表されるとまだしっかり検証されないまま広まってしまうことがあります。それが俗説として定着したものの、実は正しい理論ではなかったということもあるので、睡眠の代表的な6つの俗説について学んでおくことをお勧めします。

ゴールデンタイムの俗説

テレビなどでも以前は紹介されていた「睡眠のゴールデンタイム」は、実は誤った俗説であることが分かっています。「午後10時から午前2時」の時間帯が睡眠のゴールデンタイムとされ、この時間帯に睡眠を取ることで美容効果などのメリットがあるという俗説ですが、詳しい研究結果に基づいたものではありません。

実際のゴールデンタイムは?

間違った俗説である睡眠のゴールデンタイムですが、睡眠のサイクルと混同されていたという見方もできます。睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、後者がいわゆる「深い眠り」に相当します。一般的な睡眠時間だとちょうどノンレム睡眠が来るタイミングが午後10時から午前2時ごろになることが多いため、結果的にゴールデンタイムという俗説が広まった可能性が高いです。

睡眠時間の俗説

睡眠時間に関しては8時間が理想というのが俗説で、これは完全に誤りではありません。8時間というのは社会生活を維持しながら健康も保てる理想的な時間帯ですが、健康だけを考えた場合、ベストな睡眠時間というのは人によって様々です。

本来適した睡眠時間は「すっきりできる分だけでよい」という基準があり、実際には10時間のような長い睡眠時間でも体の不調が起こらなければ問題ありません。しかし、10時間も眠ると仕事や学校に遅れてしまう可能性があるため、8時間が良いというのが俗説として定着しています。

アルコールと睡眠の俗説

アルコールを飲むと眠気が出てくるのは事実ですが、それが実際の睡眠に良いという俗説は大きな誤りです。お酒を飲むとアルコールが体内で分解されるため、肝臓に負担がかかって睡眠の質が低下してしまいます。さらに、アルコールを多めに摂取すると体が脱水気味になるため、水分を欲して夜中に目覚めてしまうこともあります。

適量のアルコールは心身をリラックスさせるので、睡眠に大きなデメリットをもたらすわけではありませんが、飲んでそのまま眠ってしまうのが良いというのは事実に基づかない俗説なので、注意しましょう。

寝ながら学習という俗説

教育の場で「睡眠学習」という言葉が使われることがありますが、これも根拠のない俗説です。睡眠学習は寝ている間に専用の音声を流すことで暗記できたり、学習能力が高まったりするというものです。しかし、睡眠中は感覚をできる限りシャットダウンして心身を休ませるわけですから、音声を聴いたからといってそれが特別な効果をもたらすことはありません。むしろ、音声で目が覚めてしまうと睡眠が中断すると逆に悪影響なので、睡眠学習という俗説は誤りであることが分かります。

起床時の学習にはメリットが

睡眠学習というのは間違った俗説ですが、睡眠自体に学習へのメリットがあることは証明されています。睡眠は記憶の定着機能を担当しているため、しっかり眠ることで暗記事項を覚えやすくなります。

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